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SNS普及とアムウェイのビジネス

公開日: : 最終更新日:2014/07/11 雑記帳

タブーこそ直視が必要。という事で、

今日は、こんな田舎でもコミュニティがあるアムウェイについて語る。

世間が狭い田舎でアムウェイについて語る事は、通常の人間関係に支障が出る。そのため、ほとんどの人間はその話題を口にしない。

 

 

アムウェイコミュニティの実際

数年前に、飲み屋で知り合った男と仲良くなった。何度か遊ぶうち河原でバーベキューをやるというので、誘いに乗って行った。

結論から言うとそれがアムウェイのコミュニティで、私はアムウェイの勧誘に遭うのであるが、各地に存在するそういったコミュニティは奇妙なほど形態が似ているようだ。

具体的勧誘手法

そういった数人~十数人のコミュニティのトップは30~40歳台の人間がいて、コミュニティのメンバー(殆どが同い年か年下)に商品を卸している。

アムウェイの商品は単価が高いので、最底辺に位置するメンバーは、買った商品を自分で消費する他、その何倍も誰かに販売しないと、収支がマイナスになる。

そのままでは最底辺メンバーの消費が継続できないので、それはトップの利益維持にも関わる問題でもある。

だから、トップは最底辺メンバーの下に、孫の消費者または卸し先ができるよう、指導しようとする。

例えば、小規模のコミュニティを見つけては、2人でその飲み会などに入り込み、自分が使っているのはとてもいい商品だという事をアピールする。

トップは、勧誘時、それなりにいい生活をしているアピールをしたがる。

私の場合などは、トップの人間は待ち合わせ場所に50ccの4輪バギーで乗りつけた。

そして、(ただ駄弁るという話だったのにも拘らず)アムウェイのサプリメントを進められ、それを飲んでいる自分がどれだけ活力のある生活をしているか、午後6時から9時まで3時間も話をされたのだ。

ただ、これが特定商取引法に引っかかる勧誘かどうかと言ったら絶妙なところであった。逆に言えば、違法性に関しては認識しており、ギリギリの所を狙ってきたのであろう。例えば、”コレをやれば絶対儲かる”とは言わなかったり。

残念ながら私は、彼らがアムウェイ実践者であり、それが勧誘の場だという事に事前に気が付いていた。だから、表面では話を聞くフリをしながら、内心では失笑していた。

 

 

独立した事業主と言う、嘘

前述の男が私に一枚の名刺を差し出した。

その名刺にはその男の名と、アムウェイのロゴ、そして小さい字で、それぞれが個人の意思で販売をしている事業主である旨が書いてあった。

そんな事が明記された名刺は初めて見たので奇妙に思ったが、次の瞬間、これはネズミ講ではない事を強調する記載である事に気が付いた。

組織立ってやれば無限連鎖で違法性あるが、それぞれがそれぞれの子に売っているだけという体にすれば違法性は無いという解釈にしたい様だ。

 

八百屋は、”これは毒の無いトマトですよ” なんて売り方はしない。

 

たくさんのアムウェイコミュニティが集まる忘年会。それが開かれた様子をFacebookの記事で見たことがある。

少なくとも200人は居そうな忘年会であったが、奇妙な事に何の繋がりの忘年会なのかという事は、誰一人書かない。

こういった事は忘年会に限らず定期的に行われており、その規模や定期性を考えると、個人レベルの集団とは言うには無理がある。

かつて、”マルチまがい”という呼称を巡って裁判が行われたのも納得できる。

 

 

レシピ投稿サイトにも触手を伸ばすアムウェイ

それなりに大小のコミュニティに属しながら生活を送っている人であれば、何年かに一度、アムウェイ商品を進められる機会に遭遇する。

知り合い同士の料理会、コミュニティの飲み会などが主な勧誘場所であるが、近年爆発的に広まったSNSがその勧誘ツールとして取り入れられている様だ。

レシピ投稿サイトがアムウェイの勧誘ツールに

クックパッドというSNS色を持ったレシピ投稿サイトにもアムウェイの手が伸びている。

油等の材料自体や、使用する鍋、調理手順などに、アムウェイ商品の固有名詞が記載されている。

露骨に、”アムウェイの~なら20分放っておくだけ”なんて記載もある。

アムウェイ販売者はそういったレシピを投稿し、これを飲み会などで披露する。そして、勧誘に使うのである。

 

 

モラルを疑われると思うならやんなきゃいいのにね。

実際に何人かに会ったり勧誘されて感じた事。

アムウェイ実践者のうち結構な割合の人間は、自分がアムウェイをやっている事がバレるとモラルを疑われるのではないか、とオドオドしていた。

知り合って実際に勧誘するまでは絶対に隠すし、勧誘するまでの間も(今思えば)上手い事勧誘まで持っていく事を考えているので、距離感が不自然で挙動不審なのだ。

 

 

離れられないコミュニティ

アムウェイ実践者は同じ立場の仲間と飲んだり、バーベキューをしたり、アウトドアに出かけて行ったりしている。彼らのfacebookの記事に出てくるのは、いつも同じメンバーだ(どういう繋がりかは一切記載されない)

逆に言えば、アムウェイを止めるという事は仲間と離れる事を意味する。上の人間に仕入れを勧められた時、赤字にも関わらず断れない人間がたくさん居る様だ。

このやり方は、はっきり言って、汚いと思う。

 

 

はまりやすいタイプ

・モラルが欠如しているタイプ(親分肌)

・モラルが欠如しているタイプ(子分肌)

・無添加、オーガニックと言う言葉に弱いタイプ

実際に会ったアムウェイ実践者はこんな感じだった。

 

 

納税の義務は?

雑収入として年間20万円以上の利益があれば申告と納税の義務があるが、アムウェイ実践者の大半は副業であって、会社にばれるので納税していないと思う。

許されざる事だ。

 

 

アムウェイ商品は高品質

人間と言うのは、例えばスーパーで毎日買うような野菜は1円単位で安いものを探したりするが、性能が優れているものについては、価値と値段の感覚が分からなくなり、大枚を叩いたりする。

例えば、それなりに切れ味のいい5000円の包丁を使用していたとして、それよりも少し切れ味がいい包丁に出会うと10000円を払ったりする。それを買わせるのに倍の切れ味は必要ない。

また、人間は、値段の高い商品は高い理由がある、とも考える。

この2点こそ、アムウェイビジネスの重要なポイントである。

アムウェイの商品は一般的な商品よりも品質がいいのである。

販売する商品が粗悪品であれば、マルチまがいという販売手法も伴い、廃れるのは間違いない。しかし、一般的に販売されているものと比較して品質が良いとその点が見えなくなるし、他人に薦めやすい。

 

しかしいくら品質がいいと言っても、製造はOEMである。製造しているのはその商品について専門性を持つ他社である。

エンドユーザーの購入価格には、アムウェイや、アムウェイ実践者の利益が含まれている事を考える必要がある。

個人的には、適正な価格とは思わない。

 

 

”いい事をしている”という嘘

”いい商品を進めているのだから、自分のしている事はいい事”、

”いい商品を進めた対価として報酬を受け取るのは当然の権利”。

アムウェイ実践者にはこういった考えがあるようだ。

まぁ、間違いとは言わない。

しかし、上記よりもいい事は、

いい商品をより安く購入できる方法を教えてあげる事”である。

友達のフリをして自分を通して購入させる方法しか伝えないのは、カネ欲しさの行動である。

こっちは友達だと思っていたのに、相手からは収入源と見られていたと気が付く瞬間は、不快極まりない。違法性の有無以前の問題だ。

 

飲み会のトイレで、”あの人アムウェイだよ”、と笑われているのに、早く気が付いた方が良いのではないか。

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